愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

年末の銀行券発行残高について

年越しお札、最高の118兆円 コロナ禍で現金多めに

 

 日銀が30日発表した2020年末の銀行券発行残高によると、市中に出回ったまま年を越すお札の残高は118兆3282億円(19年末112兆7418億円)となり、11年連続で過去最高を更新した。すべて1万円の札束にして積み上げると1183キロ。地表から高度400キロにある有人実験・観測基地、国際宇宙ステーション(ISS)までの距離の約3倍に相当する。

  銀行券の発行残高は、個人の財布や企業の金庫などにあるお札の総量。近年、急速にキャッシュレス決済が普及しているものの、依然として根強い現金志向が浮き彫りとなった。

 低金利のため銀行などに預け入れない「たんす預金」が増加。また、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための外出自粛で、手元に現金を多めに置く傾向が強まっている。

------------------------------

(私の意見)

 キャッシュレス社会がこれだけ言われているのにまだまだ銀行券嗜好が強いのはびっくりです。

 かなり低金利が影響していると思います。これでは金庫に保管しておく現金は依然として多いでしょうから、犯罪などのリスクはまだまだ大きいと言えます。

 キャッシュレス社会はメリットもありますが、インフラが崩壊した時に対応が難しいというデメリットもあります。

 日銀券は世界一偽造が難しい紙幣ですから、私はキャッシュレス社会への移行は遅れをとった方が良いと思います。