愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

マネタリーベースとマネーストックと名目GDPの話

今回は若干、専門的な話をします。 マネタリーベースとは、「日本銀行が世の中に直接的に供給するお金」のことです。具体的には、市中に出回っているお金である流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」)と日本銀行当座預金(日銀当座預金)の合計値…

対外純資産世界一という馬鹿げた話

日本の企業や個人が海外に持っている資産から外国企業が持つ日本の資産などを差し引いた対外純資産は328兆円余りで、前の年より2%減りましたが27年連続で世界一になりました。 対外純資産は、日本の政府や企業、個人が海外に持っている会社や工場、証…

アメリカの1920年代と日本の1980年代

私はアメリカの1920年代と日本の1980年代は酷似していると考えている。 アメリカの1920年代は狂騒の20年代と呼ばれる。経済は成長し、アメリカ文化が花開いた時期であった。現代のアメリカ文化とされるジャズ・ミュージックや映画文化はこの時代に原型が出来…

当面の政局と日本経済について

18年1~3月の実質経済成長率がマイナスに転落した。前期比で0.2%(年率で0.6%)のマイナスであった。 これに対して、政界の反応があまりにも聞こえてこない。深刻な事態なのである。政治家達があまりにも景気に関心が薄いからである。 日本経済に対して、…

天皇陛下に相続税が課されるという馬鹿げた話

今日は違う観点からの話をします。 天皇陛下(皇族全体を含めて)相続税が課されるという話をご存知でしょうか。 例えば、昭和天皇が崩御された時の話です。今上天皇が昭和天皇から遺産9億955万7千円を相続しましたが、約4億2800万円の相続税を納…

ミレーの「落ち穂拾い」の話

ジャン=フランソワ・ミレーの1857年の名画で「落ち穂拾い」というのがあります。現代人が見ても何を表しているか分からないでしょう。これは何を表しているかというと、農民が刈り残した穂を拾い集めることで、ようやく生計を立てることのできる最も貧しい…

消費税増税に固執する愚かな国会議員

多くの人達は消費税というものは絶対に必要だと思い込んでいます。そして10%に上げる事は正義であると思い込んでいます。 ある国会議員が「国と地方の借金の合計が1100兆円もあって大変だから、消費税の増税が必要である」と言っていました。 そこで私は、「…