愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

新聞とテレビの影響力の低下について



presidentonline 1/16(月) 13:16 


■この25年間で「5376万部」から「3084万部」に 

 通勤電車の中で新聞を読むという朝の光景が姿を消して久しい。家庭でも食卓に新聞が載っている家はもはや少ないだろう。紙の新聞は昭和を感じさせる小道具になりつつあると言っても過言ではない。それぐらい身近な存在から遠のいている。 

 日本新聞協会が発表した2022年10月時点の新聞発行部数は3084万部。1年前に比べて218万部、率にして6.6%減少した。新聞発行のピークは1997年で、その時の総発行部数は5376万部。25年の間に2300万部余りが減少した。読売新聞は「発行部数世界一」でギネス記録にも認定され、かつて発行部数1000万部を超えていた。要は読売が2つ消えた格好である。 

 新聞の発行部数の減少が目立ち始めたのは2008年ごろ。それまで1%未満の増減だったものが、2008年に1%を超える減少を記録した。それ以降、減少率は急速に拡大し、2014年には3.5%減、2018年には5.3%減、2020年には7.2%減となった。つまり、減少ピッチは収まっていないのだ。このままのペースで減りつづければ、20年以内に紙の新聞は消滅してしまう。 

スマホが新聞を凋落へと追いやった 

 なぜ紙の新聞が読まれなくなったか。 

 言うまでもなくデジタル化・インターネット化の進展による情報ツールの変化がある。そういう意味では2008年は象徴的な年だった。前年にスマートフォンの「iPhone(アイフォーン)」が発売され、携帯電話が情報端末として一気に注目されていった。 

 その後も紙の凋落が止まらなくなったのは、スマホが進化を遂げ続けたからだ。 

 今やスマホは「電話器」としての範疇を超え、「情報端末」や「カメラ」として機能が求められる複合機器になった。それをほぼ全員が携帯して持ち歩く社会になったわけだ。それが情報パッケージとしての紙の新聞を凋落へと追いやった。 

 インターネットの普及と常時定額接続など情報通信インフラの劇的な進化も背景にあったのは言うまでもない。 

■「新聞をほぼ毎日読む」という大学生は1% 

 紙の新聞の部数激減が止まらないのは、若い世代がほとんど新聞を読まなくなったためだ。 

 私が2022年度に講義を持った千葉商科大学の学生延べ977人にアンケートしたところ、回答した876人のうち紙の新聞を購読してほぼ毎日読むと答えた学生は9人(1%)だった。これには自宅からの通学で親が購読している新聞を読んでいるという学生も含まれる。 

 一方、「まったく読まない」と答えた学生は62%に当たる540人に達した。もちろん同じ大学に通う学生という偏りはあるものの、平均的な若者と新聞との関係を示していると見ていいだろう。 

 日本新聞協会の統計で「1世帯あたりの部数」を見ると0.53部なので、つまり平均では2世帯に1部ということになる。もちろん高齢者やビジネスマンには複数部数を購読している人もいるから、実際には新聞を購読していない世帯は5割を超えるだろう。学生の6割が「まったく読まない」という回答は実態を表していると見ていいのではないか。 

 残りの回答は「レポートなど必要な時に月数回程度読む」と答えた学生が213人(24%)、「週に1、2回程度読む」とした学生が108人(12%)、「週に3、4回程度読む」が6人(1%)だった。 

 学生に聞くと「新聞はおじいちゃんが読んでいます」という答えが返ってくる。若者から見れば、高齢者のメディア、という位置付けなのだろうか。 

■「ニュースサイト」と「デジタル版」はまったく別物 

 「紙の新聞は滅びても、デジタル版がある」という声もある。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/d4187259b0999010483e6be334990919c39f7f25?page=4

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(私の意見)新聞は既に衰退産業どころか、滅びゆく産業になりました。これにより新聞などのマスコミの影響力はどんどんと落ちてきています。
 これまでマスコミは偏向した反日報道を行ってきました。今ではそれらがネットで次々と明らかになってきています。
 新聞はこれから早いうちに影響力を落としていくでしょう。でもテレビはどうでしょうか。「若者のテレビ離れ」は言われて久しいですが視聴率はあまり落ちていないように見えます。(最近の2021年度下期、2022年度上期は落ちてきていますが)
 ですから今後のマスコミの影響力は新聞は激しいスピードで落ちますが、テレビについては徐々に落ちていくものと思われます。