愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

ネット世論の力はまだまだである

 今回は選挙に影響を与える各年代別の媒体別メディアと投票率を考えたい。

 このブログを見ている人というのは、ネットに接触している時間が長いであろう。だからどうしてもネット世論中心に物事を考えてしまう傾向があると思う。では、ネット接触者の政治的について考えたい。
 
 上記のグラフを見ての通り年代が上がるにつれてテレビ等の4大メディアの接触時間が増えている事は明らかである。例えば、20代男性のテレビの接触時間は6.33時間なのに対して、60代男性は198.7時間である。推測ではあるが、70代、80代のもっと高齢者の場合にはもっと長いものになるであろう。私の家族を見ていても高齢者はテレビばかり見ているものである。
 
 次に投票率の問題を考えたい。20代の投票率は36.5%であるのに対し、60代の投票率は71.4%である。20代に比べておよそ倍である。
 結論を言うと、残念ながら、まだまだテレビが世論を動かしているというのが実情であり、ネットの世論というのは実際の選挙においてはまだまだというのが実情である。60代以上のテレビの情報で判断して投票行動を決める。積極的に選挙に行く高齢者が選挙結果を決めているというのが実情である。
 
また、日本の人口の65歳以上の高齢者の占める割合は29.1%であり、団塊の世代を含む70歳以上の高齢者の占める割合は22.8%となる。人口のボリュームという面からみても高齢者の割合が大きいのである。
 
そう言った事を総合的に考えると、ネットで盛り上がっている人達は実際の選挙ではイマイチという結果になるであろう。