愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

3Dプリンターの活用でマウスピース職人や歯科技工士の仕事がなくなる?

3Dプリンターを活用した物流革命への一手に迫った。 

安く早く利用者の手元へ 
東京・羽田に位置するヤマト運輸の物流拠点。 

大小さまざまな機械が並ぶ部屋でスタッフが見つめる先には、歯形の3D画像がずらりと並ぶ。 
ヤマト運輸が18日から始めたのは、3Dプリンターを使った歯科矯正「マウスピースの製造・配送サービス」。 
国内のマウスピースメーカーからデータを受け取ると、1人ひとりにあわせたマウスピースを1日に最大800個、物流拠点の中で作り上げ、梱包や配送までを手がける。 

運送のヤマトが、なぜマウスピースの製造にまで関わることにしたのか。ヤマト運輸とタッグを組んだ矯正器具の提供を行う企業は…。 

「hanaravi」を提供する各務康貴CEO: 
もともと多くの患者さんに届ける中で、大量にスピーディーにマウスピースを作成していくことが求められていて、(ヤマト運輸は)一番早く荷物を届けることを大事にしている会社なので、我々の目指す方向と一致した。 

ヤマト運輸の最大の強みは国内ネットワーク。 

既存の物流拠点に3Dプリンターを設置することで、従来のものよりも安く、そして早く利用者の元へ届けることができる。 

マウスピース製造の主流は主に海外のため、輸送には一定の時間がかかり、治療費は大手メーカーでは100万円ほどとなっている。しかしこのサービスでは、データを受け取ってから患者の元に届くまでかかるのは、およそ4日。価格は30万円程度に抑えられている。 
https://www.fnn.jp/articles/-/362239

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(私の意見)
私はこれでマウスピース職人や歯科技工士の職が失なわれてしまう可能性があると思います。
 
3Dプリンターの技術の活用はそれほど進んでいませんでした。それは3Dプリンターなどを使うよりも工場等で作った方が品質が上回り、コストが安かったためでした。
 
しかしマウスピースに関しては工業製品のような均一な製品ではなく、それでいて売上単価が高いため、3Dプリンターの活用での製造に最も向いている商品です。
 
私はこの辺の技術分野を具体的に知らないので正確な事は言えませんが、人手で一つ一つ作るよりも、3Dプリンターで作ってしまった方が明らかに効率的でコストが安いと思います。
 
こう言った技術的失業はこれからあらゆる分野で出てくると思います。