愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

石原伸晃という無能な男

石原伸晃という人が現在の経済財政担当大臣である。言わずと知れた石原慎太郎の息子である。この人物は無能という事で有名である。これほど異口同音に無能だと言われている人物も珍しい。この人を有能であるという話を聞いた事がない。最近は、自民党の東京都連の会長としても問題を起こして都連会長を辞任している。

この人が誇れる事は、大物石原慎太郎の息子として生まれた事くらいである。しかしこの人物が2012年9月の自民党総裁選の第1回投票の議員票で1位だったのである。総裁選の時に報道ステーションという番組で「中国は尖閣諸島には攻めて来ません」と公然と発言したという話は有名である。この発言にはさすがに左翼メディアの古舘伊知郎アナでさえドン引きしていた。こんな人物がもう少しまかりか違えば自民党の総裁になり、そして総理大臣になっていたかもしれなかったのである。こんな人物に自民党の総裁選で投票する自民党議員の見識も知れたものである。安倍晋三が紙一重で自民党の総裁に選ばれて日本は何とか救われた状態であった。

今回は石原伸晃の無能の話ではなく、経済の話である。この石原伸晃という馬鹿な経済財政担当大臣が、

経財相「消費税15%掲げ選挙すべき」
 石原伸晃経済財政・再生相は5日、都内で講演し、財政再建社会保障制度の安定のため消費増税の必要性を強調した。「消費税は10%では賄いきれない。次は12%、14%、15%という形で上げることを国民に問いかけて選挙をしていかなければならない」と述べた。消費税は現在8%で、政府は2019年10月に10%に上げる予定。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS05H3V_V01C16A0PP8000/

私は何度も言っているが、消費税を増税しても、日本の景気が落ち込み、そうすれば税収も落ち込むので、経済にマイナスになるだけで増収にはならないと言っている。それだけではなく、消費税増税を掲げて選挙をやったら確実に選挙に負ける。石原伸晃は経済も政局も読めない男なのである。

しかし石原伸晃のように財政再建教というカルト宗教に洗脳されている未だに自民党議員は結構多いのである。(それでも財政再建教に洗脳されている議員の割合は民進党の方がはるかに高いため、自民党の方がマシである。)はっきり言って財政再建教の信者にヘリマネという方法や国債の利回りがマイナスになっているので現状では国債をいくら発行しても問題ない事を説明しても無駄なのである。財政再建教の信者は財源は絶対に増税か歳出削減にもとめないといけないと思い込んであるのである。

財政再建教の信者が自民党にもまだまだ多くいるので大規模な財政出動が出来ないでいる。景気対策財政出動の規模も小さいものになってしまうのである。

石原伸晃のような議員が多いため、大規模な財政出動のためにはまだまだ乗り越えなければならない山は多いのである。