生活保護は低賃金で働くより幸福かもしれない
今回は生活保護は幸福だろうか、という点について考えてみたい。
地域や条件によっても違うのだが、生活保護は例えば東京23区に在住していて単身世帯で精神障害2級の手帳があると(この程度の障害はある程度クリニックに通っていれば大抵もらえる。)生活費がおよそ10万くらいもらえて、住宅補助が5万円くらい貰える。
生活費は切り詰めれば、食費は一食三百円で、1日3食、月30日で3万円程度で済む。あまり食べ過ぎると太るし、健康にも悪いだろう。それから電気代、ガス代、携帯スマホ代など通信費などインフラ代を合わせても1万円くらいだろう。
ちなみに生活保護は医療費、NHKの受信料が無料で水道代もただの地域もある。それから地下鉄、バスの無料パスが貰える場合もある。
だから生活保護受給者は普通に生活すれば6万円の自由に使えるお金が手に入る。
もちろん生活保護受給者にも制限がある。自動車はよほど交通機関のない農村部しか保有が認められない。しかし今の時代、自動車がいらない人の方が多いだろう。
普通のサラリーマンで小遣いが5万円もいかない人なんてザラにいる。それを考えると働かないで6万円も自由に使える金が手に入るというのはかなり恵まれているとも考えられる。
今はネットの時代ですのでスマホかタブレットかパソコンが一台あれば大抵のことは出来る。映画やアニメや音楽鑑賞、ゲームなどなど色々な事ができる。他にも金のかからない趣味なんていくらでもある。それに月に6万円貰えれば、ある程度金のかかる趣味でも貯めれば可能である。
何よりも生活保護受給者は仕事をしなくて済むから、24時間自由な時間が手に入る。ゲームが好きな人なら朝から晩までゲームをやり続ける事も出来る。
さて、生活保護が幸せかどうかは価値観にもよるだろうが、低賃金で働くよりもはるかに幸せに思えるのは私だけだろうか。