愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

カーツワイル予言「2029年には人工知能は全ての分野で人間を超える」

——人類は「シンギュラリティ」と呼ばれる新時代に移行する端境期にあると言っておられます。そして2029年にはコンピュータが人間の脳力を超えるという予測を立てています。ほんの10年あまりでコンピュータがそこまで進化するという根拠について伺いたいのですが。
われわれは、つい「線形的な」将来予測をしてしまいます。これまでの人類の歴史においては、「あの動物はあちらの方へ向かって移動しているので、もしこの道を進んでいったら、あの先の岩のあたりで出会ってしまう。それを避けるためにこちらの道を行った方がいい」といった線形思考がサバイバルに役立ってきました。だから、それが脳の機能として定着していったわけです。
しかし、情報テクノロジーは線形的な発達ではなく、指数関数的な発達をします。
たとえば、「ヒトの遺伝子の塩基配列をすべて解析する」というヒトゲノム計画。このプロジェクトは、1%の解析が終わるまでに7年を要しました。多くの科学者や批評家たちは、「1%の解析に7年かかったのだから、すべてを解析するにはその100倍、700年かかる」と予測した。線形思考ですね。
しかし、私は、「1%終わったのなら、もうほとんど終わりに近づいている」と考えました。この分野の研究は、毎年倍々で結果が伸びていくから、次の年には2%、その次の年には4%、その次の年には8%……つまりあと7年で解析は終わりだ、と。実際そのようになりました。
AIも、まさに指数関数的に発達します。6年前には、「AIはまだ犬と猫の区別さえつかないじゃないか」と批判されましたが、現在は犬と猫の区別はもちろん、コンピュータのほうが人間よりもイメージ認識力にすぐれている場合もあります。非常に深いパターン認識力を必要とする碁も、ほんの数年前まで「AIが人間のチャンピオンに勝つことは不可能じゃないか、少なくともあと100年は無理だろう」という見方がありました。しかし2016年の段階で、AIが人間の碁名人に勝ってしまいました。
2011年に、IBMのコンピュータ・プログラム「ワトソン」がアメリカの人気TVクイズショウ「ジョパディ!」で世界一の回答者2人を破りました。ワトソンは、ユーモアや語呂合わせ、なぞかけにジョーク、さらには比喩を理解する能力を備えていました。自力でウィキペディアほか2億ページにものぼる人間の自然言語文書を読み、知識を積み上げていったんです。まだ小説を書いたり、作曲ができるところまではいっていませんが、時間の問題だと考えています。
そして、コンピュータがすべての分野において人間の脳力を超えるようになるのが、2029年だと予測したわけです。
https://news.yahoo.co.jp/feature/571

(私の意見)
上記はグーグル社で人工知能開発の最高責任者をしているカーツワイル氏の予測です。彼が人工知能の世界最高の権威と言ってもいいでしょう。
その彼が2029年には人工知能が全ての分野において人間の能力を超えると言っています。たった12年後です。
私は、人工知能囲碁で世界チャンピオンを破った事にビックリしました。また、マネーゲームの天才達が人工知能に破れた事にビックリしました。さらに、人間の医者に発見できなかった病気を人工知能が発見してしまった事にビックリしました。
しかしこれから起こる事はそれどころの話ではないようです。たった12年後には全ての分野で人間の能力を超えるという事です。という事は、単純な話をすれば、労働は全てのロボットや人工知能にやらせた方が効率的となり、労働力としての人間は全く役に立たなくなるという事です。
今までの政治や経済の仕組みを全く改めなければならないという事です。人間の価値観もそれに合わせて変わらなければならないという事です。現在行われている教育というものも全く古臭いものになってしまうという事です。
少なくともこれから労働はどんどん役に立たなくなる時代がやってきます。そんな時代に外国人労働者入れるだとか、女性や高齢者をもっと働かせるだとかいう馬鹿げた政策はやめなければなりません。
人工知能やロボットがいくらでも生産をする事が出来るようになれば、生産性は極大化します。無制限に生産が出来る経済になります。それに対応する需要の創出を行わなければハイパーデフレに陥ります。
技術の進歩に対して、社会や経済の仕組み、そして人間の価値観が全く追いて行けてないのです。