愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

外国人労働者が日本に働きに来る理由

基本的な話ですが、外国人労働者は何故、日本に働きに来るのでしょうか。

彼らは、祖国に仕事が無いわけではありません。

彼らが、日本で働くのは一攫千金来ているのです。

外国を旅行していて、例えばタイとかインドとか異常に物価が安いと感じる事があると思います。日本だと一食千円くらいするはずの料理が百円くらいで食べられたりとか。まあ、外国人専用のホテルとかレストランだと客からぼったくる為にそんなに安くなかったりしますけど。

賃金とか物価とかの水準の事を経済学で購買力平価というのですが、いわゆる発展途上国購買力平価で異常に安く為替レートが設定されています。だから日本人が発展途上国に旅行すると異常物価が安く感じるのです。

では、発展途上国の人から見たらどうでしょうか。日本で働いて、その金を祖国に送金したら、それは大金になるのです。

例えば、インド人が日本で働いたとします。時給が千円だとします。インドの物価水準が日本の十分の一だったとします。この場合、インド人にとって、祖国に送金すれば時給が1万円と同じだという事なのです。

誰かから、日本人より外国人労働者の方が勤勉であるという話を聞きました。それはそうでしょう。外国人労働者の方が同じ千円でも祖国に送金すれば、その購買力は数倍、十数倍なんですから、勤勉なのも当然です。

あるニュースで外国人労働者が日本の最低賃金かそれ以下で働かされて、悲惨であるというニュースを聞いた事があります。とんでもない誤解です。日本で最低賃金で働いても、発展途上国から来た人間から見れば、祖国のエリートサラリーマンより報酬が高いのですから。