愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

人権と経済成長

姥捨山という話がある。

簡単に言えば、高齢になった爺さん、婆さんを山に捨てに行くという話である。これを簡単に考えれば、生産力のない老人は口減らしのためにために親を殺すという話である。

現在の価値観で言えば、実に残虐非道な話である。しかし生産力の低い時代においては、生産に役に立たない人間を生かしておくことは共同体全体の崩壊を意味するのである。つまり当時においてはそれが正義だったのである。

現在は生産力の高い時代である。この時代に親を殺すという残虐非道な事は許されざる事である。それどころか、老人も身体障害者も生きる権利があるのであるというのが現在の価値観である。

よく2ちゃんねるとかの掲示板の書き込みで「老人や障害者は死んじまえ!」という書き込みを目にする。こういう価値観を持つ人は非常に古臭い価値観の持ち主なのである。

これを考えれば、人権というものが発達するためには、経済成長というものが不可欠であるという事が分かるであろう。

だからこそ経済成長は大事なのである。