愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

韓国の左翼政権は経済をきちんと理解している

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http://www.sankei.com/world/news/170722/wor1707220024-n1.html

 【ソウル=桜井紀雄】韓国国会は22日、公務員の採用増などによる雇用創出を目的とした約11兆300億ウォン(約1兆1000億円)の補正予算案を賛成多数で可決した。公務員の増員案などをめぐって野党と対立、提出から45日を経ての成立となった。争点だった中央職公務員の増員数は2575人(当初案は4500人)となり、予算規模も減額された。

(私の意見)
このニュースについて、日本のネットの多くの書き込みを見ると「公務員を増やすために財政赤字を出している文政権は愚かである」という書き込みがほとんどであった。

私は逆に考えている。日本の左翼政権であった民主党政権は経済をデフレにしてしまい、国民の信任を失い、幸いにも左翼政権は短期間で終わりました。

逆に韓国の文政権は今のところ成功してしまう可能性が高いです。それは文政権が経済を理解しているからです。公務員を増やすという政策は無駄な事に賃金を支払う政策だと言えます。無駄な事に政府が賃金を支払うというのは失業者が大量にいる状態では全く正しい政策なのです。

ケインズは、かれの主著『雇用、利子、貨幣の一般理論』(1936年)のなかで、経済が不況・停滞に苦しんでいるようなときには、失業者たちを集めてきて、無用な大きな穴を掘らせ、すぐにまた、それを埋めさせるといった無意味な仕事でもよいから働かせて、賃金を支払ってやればよい。そうすれば、そのことが、そのような失業労働者たちの消費支出の拡大をもたらすから、不況・停滞の克服に役立つであろうと述べている。

つまり公務員に支払われる賃金が消費を生み、それがGDPの増加を生み出すのです。政権の信任のだいたい7割は経済政策で決まります。日本の左翼政権であった民主党政権は経済を理解しなかったため国民の信任を失い政権を失いました。民主党政権が馬鹿だったために日本は救われました。逆に韓国の左翼政権である文政権は経済を理解しているために国民の信任を得る可能性が高いのです。

韓国の株式市場を見ても最高値を更新しています。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=%5EKS11

従って、韓国は今後、北朝鮮や中国の属国化をますます強める可能性が高いと言えます。