愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

労働組合は腐敗して当然の組織構造である

 労働組合の口座から10億円もの大金が横領されたとみられる事件で、逮捕された女が競走馬も所有していたことが分かりました。女は成績の悪い馬に対して信じられない言葉を浴びせていたということです。

 

 先週、業務上横領の疑いで逮捕された田村純子容疑者(60)。馬術競技の馬6頭などを購入していましたが、新たに地方競馬の競走馬を複数、所有していたことが分かりました。実際に田村容疑者に競走馬を売ったという生産者は

 

 田村容疑者の所有する競走馬の生産者:「私が買って頂いた馬は1400万から500万円。ブラックカードというのか、財布を開けたら2枚から3枚入っていた」

 

 地方競馬の馬主になるには協会の審査を受けますが、資産に余裕がないと馬主登録は難しいといいます。審査を通るとレースで走らせる馬を年に数回開かれる競りや生産者を通じて直接、購入することになります。所有する馬がレースで好成績を収め続ければ馬の購入費や維持費を超える利益を生みますが、現実は厳しいといいます。

 

 また、田村容疑者を知る調教師は成績が悪い馬は容赦なく引退に追い込んでいたといいます。

 

 田村容疑者の 競走馬の調教師:「『走らない馬はいらない』『もうダメね』と言われた。腹が立つ。そんな金で馬を走らせて」

 

 複数の競走馬を所有していた田村容疑者。知人によりますと、維持費や大会参加費に月800万円をかけていたこともあったといいます。警視庁は金の使い道の全容解明に向け捜査を進めています。

 

2020113 2010

テレ朝news

https://news.livedoor.com/article/detail/17658560/

https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/8/4/84d7b_1641_e3bff2f1_0853a1cf.jpg

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(私の意見)

 この事件を見て思った事は、この女が横領したと言う事より、労働組合の金の管理がいかに杜撰かと言う事です。10億円もの大金が横領されるまで誰も気がつかないというのですから、組織のチェック機能、牽制機能が効いていないかが分かります。ものすごく独裁的な組織なのです。

 

 以前には日教組トップである岡本泰良が愛人のために貢いで1000万円程度の使途不明金を作っていたという事件がありました。

 

 また自治労は脱税をした事件がありました。団体生命共済事業で得た事務手数料を収益事業として申告せず、簿外口座などに蓄えており、それを秘密の組織対策費や選挙運動の資金、飲食費・ゴルフ代など接待費に充てるための裏金を作っていました。

 

 個人や営利企業は少なくとも税務申告で調べられますし、大きな株式会社ともなれば有価証券報告書の提出が行なければならなくなります。

 

 しかし、労働組合は金の流れがブラックボックスになっており、その組織の権力者がいかようにも好きな事ができるという体質であるという事が分かります。労働組合は腐敗しやすい組織というか、腐敗が当たり前の組織と考えて良いようです。

 

 こんなものに組合費を払わなければならない一般労働者が不幸です。