愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

「働いたら負け」は正しいとしか思えない

「働いたら負け」とよく冗談で語られます。

しかし私に言わせれば、それは事実であり、真実であるとしか思えません。

 

こちらの統計をご覧ください。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11601000-Shokugyouanteikyoku-Soumuka/201312061-2.pdf

 

日本人の総労働時間は、平成6年度が1,903時間、平成24年度が1,794時間ですから、一見減っているようにみえるかもしれません。

 

しかしそれは単に非正規雇用の割合がふえただけで、パートタイム以外、正社員の労働時間は平成6年度が1,999時間、平成24年度が1,997時間ですからほとんど変わっていないのです。つまりパートタイムが増えれば平均労働時間は減少する統計のマジックに過ぎず、日本人の労働環境はさらに悪化していると言えます。

 

次はここから引用しました。

https://blogos.com/article/85696/

総務省統計局の「労働力調査」では、全国で約4万世帯の約10万人に聞き取りをして、平均週間就業時間を発表しています。これは、月末1週間の労働時間を調査員が直接聞き取るものです。1年が52.14週ですから、大ざっぱに52倍すると年間労働時間となります。

このブログ主が推定した男性の年間労働時間は、2,012年で2,340時間にもなるのです。さらに統計に出ないサービス残業や通勤時間などを加えたら日本人の平均的な男性正社員、おそらく2,500時間以上にも達するでしょう。実に恐ろしいほど、日本人は働かされているのです。

 

こんな環境で働くなら、生活保護を受けている人達の方が正常な神経の持ち主のように思えてなりません。