愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

政府支出乗数と減税乗数の話

政府支出乗数と減税乗数の話をしたいと思います。

政府支出乗数とは、政府が支出を増やした場合にどれだけGDPを増やすかという乗数で、減税した場合にどれだけGDPを増やすかという乗数です。

 

結論から言うと、政府支出乗数の方が高いです。例えば、1兆円増税して、その同額の1兆円の政府支出を増やした場合1兆円GDPが増加します。逆に1兆円減税して、1兆円政府支出を減らした場合1兆円GDPが減少します。

 

消費性向(所得に対する消費支出の割合)が0.8だと言う事を前提とします。

それは、政府が1兆円お金を使った場合まず1兆円の政府支出が増え、それを受け取った国民が8,000億円支出します。さらにそれを受け取った国民が6,400億円支出します。さらにそれを受け取った国民が5,120億円支出します。という感じて、結果5兆円のGDPが増加します。

 

減税の場合には、政府から1兆円国民から徴収する金額が減ります。すると国民がそのうち国民が8,000億円支出します。さらにそれを受け取った国民が6,400億円支出します。さらにそれを受け取った国民が5,120億円支出します。という感じて、結果4兆円のGDPが増加します。

 

もちろんこれは何に減税するかによっても違いが出てきます。例えば、金持ちより貧困層に対する減税の方が消費性向が高いとか色々違いも出てきます。

 

また政府支出に関しても、年金給付金や公務員の給与、生活保護の生活扶助は一部所得に回りますので必ずしも理論通りにはいきません。

 

しかしGDPを増やすには減税よりも政府支出を増やす方が圧倒的に有利なのはわかると思います。ですから、需要面から考えれば小さな政府よりも大きな政府の方がGDPを増加させます。

 

私は基本的にベーシックインカムを主張していますが、国民にお金を渡した場合には一部が貯蓄に回ってしまいます。私は減税も行い、政府支出も増やし、その財源は日銀の国債保有によって調達すべきだと考えておりますが、どちらかを選べと言われれば現状においては政府支出であり、緊急の課題である防衛力の増強を真っ先に主張したいと思っています。