高齢者の就業率が高い事は日本経済にマイナスである
日本の高齢者の就業率は他の先進国と比較して非常に高いです。
これについて、日本人の多くは健康で歳を取っても働けて良い事であると感じる人が多いと思います。また高齢者ほど勤勉意識が高いです。年金制度の違いもあるのかもしれませんがそれにしても高いです。また政府も高齢者の活用とか言って、出来るだけ高齢者を働かせる方向で政策を行なっています。
しかし私は、この事について良い事だとは思っていません。
以前にも言いましたが、賃金も需要と供給によって決まりますから、働く人が増えると、
労働供給量の増加→賃金の低下→購買力の低下→消費の減少→GDPの減少
というメカニズムで私はGDPを減らしてしまうと考えています。
だからと言って、勤勉が善だと教えられてきた高齢者に働く事は良くないと言われてもなかなか受け入れられるものではありません。高齢者ほど価値観を変えるのは難しいです。
しかし少しずつでも、労働時間よりも余暇時間を大事にする政策に変えていかなければなりません。ましてや人工知能やロボットで人手が余る時代になるわけです。老人や女性そして外国人を受け入れてまで働かせる政策はやめさせなければなりません。