愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

今回の文書改ざん問題は日本経済にプラスに働くか

一連の森友問題はボディブローとなり、日本経済に効いてくる
1年以上も続く森友問題。文書改ざん等で財務省の権威は失墜してしまった。この問題はボディブローとなり、今後の日本経済に効いてくると海江田万里は言う。
高嶋)海江田さんは衆議院議員財務金融委員会の理事を務めてらっしゃる。昨日の森友の文書書き換え問題について、あれは当然、海江田さんのところに来てるわけですよね?
海江田)午後2時から衆議院財務金融委員会の理事懇談会という会を開きまして、そこに財務省が資料持ってきました。
高嶋)衆議院の方はそちらへ持って行ったのですね。
海江田)はい、そうですね。参議院予算委員会
高嶋)海江田さんは経済財政政策担当大臣なども務めたことがある経済通です。いろいろな今の世界情勢も含めて、この森友問題が1年以上も引っぱっていまして、これがかなりボディブロ―で、日本の経済に効いてくるという。こういう話が出ているのですが、具体的に言うとどういうことを指しているのですか?
海江田)例えば財務省は10月、消費税の増税を考えていますけれども、やはりこの消費税の増税に対してはかなり抵抗あります。これは庶民の抵抗だけではなく、経済が今少し良くなってきたところに消費税を増税すると、消費に水を差すことになるのではないだろうかという話で。
高嶋)消費だけが今一番弱いところですからね。
海江田)そうですね、個人消費が弱いですから。財務省の権威が失墜をするということは、影響があるのではないかということが、大きな流れとしてはありますね。特に経団連の会長も、「財務省なにやってんだ」というようなことも言っています。それから、財務省のこういう文書の偽造の問題のように、今いろいろな会社の不祥事があるでしょ?
高嶋)そうですね。
海江田)そういう問題とこれは根が同じだろうと思うのですよ。この際だから本当に膿を出しき切ることができるのか。臭いものには蓋で、蓋をしてしまうと、そういう経済界の不祥事みたいなものがまだ続いてしまう、という可能性もあると思うのですね。

膿を出して変わらなければ日本経済の明日は暗い
高嶋)かつて「経済一流、政治は二流」と言われていた頃、日本経済のたくましさというのはすごいものがあって、日本全体を引っ張って来たわけですが、そこにも息切れが感じられる。
海江田)国全体が大きな意味で、目先の「株が上がった、下がった」ということよりも、私はそちらの方が大きな問題ではないかと思います。それが世界に発信されますから。それまで経済で売っていた日本が、なんだ大したことないじゃないかと、もうかなりそう思われていますがね。
高嶋)アメリカを始めとして、そろそろ利上げかと、そういう動きになっていますが、日本はまだデフレ脱却はならない。G20も麻生さんも欠席だそうですね。
海江田)今度はアルゼンチンですから、19日に行って20日からということでしたが、やはり麻生さんは行けません。あともう1つは日銀のちょうど人事が切り替わるときで、黒田総裁がこれは4月まで任期がありますから行けるのですが、副総裁の任期が20日で確か切れますから。そうすると副総裁が行けないので、黒田さんがたった一人で行くということになってしまいます。
高嶋)日本も微妙な立場に置かれているなあという、そんな感じがしますね。
http://www.1242.com/lf/articles/94726/?cat=politics_economy&pg=asa

(私の意見)
私は海江田万里という人物は嫌いです。しかし、彼によると今回の文書改ざん問題で財務省の権威が失墜し、それが消費税増税延期の流れが強まると予測しています。

まだ予断を許しませんが、これは当然、日本経済にとっては良い流れです。財務省の権威失墜によって、財務省の政治力が弱まる事は、消費税増税延期や積極財政への政治力が強まります。

もしかしたら、これをきっかけに日本経済が復活するかもしれません。