愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

インフレなど夢のまた夢

長期固定型の住宅ローン「フラット35」の今月・9月の最長35年のローンは、最も低い金利が年1.08%となり、4か月ぶりに低下しました。
フラット35は、住宅金融支援機構が民間の金融機関と提携して取り扱っている住宅ローンで、最長で35年間金利が固定されます。

実際の金利は金融機関によって異なりますが、利用者が最も多い返済期間が21年以上35年以下で、借り入れる額が住宅の購入額の90%以下の場合、今月は最も低い金利が年1.08%と、先月より0.04ポイント下がりました。フラット35のこの条件の金利が低下したのは4か月ぶりです。

住宅金融支援機構は、金利を決める指標となる先月中旬ごろの長期金利を反映させたためだとしています。また大手銀行では4行が、1日から10年固定の最も優遇する場合で、これまでよりも0.05%引き下げ、住宅ローンの金利は年率で三井住友とりそなが1.05%、みずほが0.8%、三菱東京UFJが0.75%となっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170901/k10011122421000.html
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(私の意見)
35年固定の住宅ローンが1%程度で借りられるという事です。という事は、インフレ率が1%以上なった場合には金融機関は損をするという事です。金融機関のプロですから馬鹿な考えはしないでしょうから、現在の合理的な予測では政府の目標である2%のインフレ率すら達成する事が難しいという事です。

それだけデフレが深刻だという事です。居酒屋やファミレスのバイトの給与が上がってきて、それを販売価格に転化する形で少しは物価が上がってきた様ですが、全体的に見ればインフレなどまだまだだという事です。

こんな中で、ハイパーインフレが起こるとか、国家が破綻して円が大暴落するとか馬鹿げた妄言で人々を騙す経済評論家もどきが多すぎます。それに国会議員までも影響を受けていますから、全く愚かな状況です。

もっともっと金融緩和を続けていかなければなりません。また超大規模な財政出動を行わなければなりません。日銀に国債保有させる事を財源として絵国民全員の銀行口座に大量に直接お金を振り込む様な政策も必要です。

インフレなどまだまだ夢のまた夢の状況なのです。