愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

良いインフレの流れが出てきたか?

焼鳥店チェーンの鳥貴族は28日、全品280円(税別)均一としていた価格を10月1日からすべて298円(同)に引き上げると発表した。アルバイト店員の時給が上がっており、天候不順で国産野菜も値上がりしているのに対応する。低価格を売りに若者などを取り込んできたが、運営費の上昇が業績を圧迫していた。

 焼き鳥やサラダ、ドリンク類など約130品を値上げする。2時間食べ放題・飲み放題の料金も2800円から2980円に上げる。

 鳥貴族は全ての食材を国内で調達しながら、大手居酒屋チェーンなどより安価な料金で消費者を取り込んできた。全国567店(7月末時点)を同じ料金で運営している。

 ただ2017年7月期は長雨の影響などでトマトや葉物野菜が高騰した影響を受け、6月に業績予想を下方修正した。注文を受け付けるタッチパネルを導入するなど運営費の削減に取り組んできたが補えなくなっていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ28H67_Y7A820C1EAF000/
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(私の意見)
少し良いインフレの流れが出てきたのでしょうか。人件費増→物価上昇 というのは、好循環ですが、若干はその流れが出てきたという事でしょうか。

ここで油断せずに、政府はもっと財政出動や金融緩和を一層進めなければなりません。それから賃金の引き上げを阻害する外国人労働者流入を出来る限り食い止めなければなりません。

家計の金融資産は1800兆円、また企業の内部留保は360兆円以上あるといいます。インフレになれば現在0金利の状態ですから、現金預金は持っているだけでは目減りします。それでは損してしまいますので、家計は消費を増やし、企業は設備投資や人をもっと雇って事業を拡大する様になります。経済は再び拡大再生産、経済成長へと導かれます。