愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

不安遺伝子と日本経済

日本人の多くはセロトニントランスポーター遺伝子という不安遺伝子というのをほとんどの人が持っているそうです。
http://buzz-plus.com/article/2015/05/08/fuan/

それはものすごく納得できます。例えばネットの掲示板の書き込みを見ても、
「年金制度は破綻する」
「財政は破綻する」
まあこんな感じで将来に悲観的な書き込みの方が圧倒的に多いです。

昔、「ノストラダムスの大予言」というのはあって、人類が滅亡するというのがありましたが、こんなのが流行るのは日本だけだそうです。

床屋とかマッサージ屋での世間話でも将来が楽観的であるという話をするとなんだか馬鹿だと思われてしまいます。逆に将来が悲観的だという話をした方が何となく無難ですよね。

この不安遺伝子というものも日本経済に影響を与えているのかもしれません。家計の金融資産は1800兆円もあります。負債を引いても1409兆円あります。国民一人当たり、純金融資産が1100万円以上あるのです。

それにも関わらずなかなか消費が増えないのです。この不安遺伝子というものも影響しているのかもしれません。もちろん不安というのは危険を避ける役割をするものですか、国民全体が不安になって貯蓄に走ってしまうと、総体として国民の所得が減ってしまうのです。(これを貯蓄のパラドックスとか、ケインズの背理と言います。)

バブル崩壊以降、経済成長がほとんど出来ないデフレ時代が27年も続いてしまいました。不安遺伝子が貯蓄をよび、それがさらに不景気を招いてしまったのかもしれません。多くの人はもはや永遠に経済成長が出来ないと思っています。私が需要を増やすだけで、政府が大規模な財政出動を行うだけで経済成長が出来ると言っても一笑に付されてしまいます。

私は何とか日本を再び経済成長に乗せたいと思っています。