愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

「日銀がケチャップを買う」という意味

長年にわたり日本銀行の役員の間で流布し、またリチャード・クー(Richard Koo)が繰り返し自らの著書の中で取り上げている次のようなストーリーがある。それはバーナンキFRB
前総裁が2003年の5月に訪日した際のエピソードに関するものである。当時バーナンキは次のように語ったと言われている。「中央銀行はいつでもインフレの上昇をもたらすことができるはずだ。市中に貨幣を注入する上で金融資産を購入するだけでは十分ではないようなことがあっても、日本銀行はそれ以外に何でも-それこそトマトケチャップでも-買うことができるし、そうすることを通じて経済に流通する貨幣の量を増やし、物価の上昇をもたらすことは可能なのである。」

(私の意見)
中央銀行ケチャップを買う」とはどういう事であろうか。現在の日銀は国債を80兆円、ETFを6兆円買い入れていますが、デフレから脱却できない状態でいます。もはや中央銀行が直接、消費財まで買ってしまう必要があると言っています。
でも中央銀行ケチャップなどの消費財を購入しても、日銀の職員がそれほど使えるわけではありませんから、無駄に捨てなければなりません。もちろん無駄に捨ててしまってもいいのですが、そんな事をするくらいなら日銀にお金を発行させて、消費者(日本国民)にデフレを脱却するまでいくらでもお金を配ればいいだけなのです。やはりヘリマネを財源とする、ベーシックインカムという考え方になります。

 

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