愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

国民の義務の廃止・縮小論

私の政治的立場は基本的に愛国保守派の立場です。しかし、多くの愛国保守派の人達とは結構違った意見を言う場合も多いです。

保守派の人達は「義務」というものが好きな人が多いですね。しかし私は、基本的に義務というものが嫌いで、多くが廃止出来るのではないかと考えます。

例えば、「勤労の義務」というものを廃止するべきだと思っています。
http://keizaikakumei.hatenablog.com/entry/2016/12/07/171429
「勤労の義務」廃止論
以前のブログに書きましたので読んでください。それからこれだけデフレ経済ならば国家の財源を租税ではなく、貨幣の発行によって全てあるいはほとんどを調達する事が可能だと考えています。つまり「納税の義務」というものも、廃止かあるいはかなり縮小する事は可能だと考えています。
http://keizaikakumei.hatenablog.com/entry/2016/09/17/072607
デフレの場合には税金をタダにしてもいい

つまり私は、「勤労の義務」と「納税の義務」というものの廃止が可能であるし、廃止すべきだと考えます。
(ただし、累進課税は所得分配や景気の自動調整機能という面から、仮に国家の財源を全て貨幣の発行でまかなえたとしても残すべきだという考え方もあります。あるいは酒税とかタバコ税などの害悪税は財源があったとしても残すべきだという考え方もあるかもしれません。)

あと、「教育を受けさせる義務」というのがありますね。要は親に義務教育を受けさなければならないという事ですが、確かにこれは必要かもしれませんが、現在の教育スタイルは不必要に子供に苦痛を与えるものになっていると思います。
http://keizaikakumei.hatenablog.com/entry/2016/12/15/185507
学校の先生の仕事とベーシックインカム

同じ時間に同じ場所の教室に集めて生徒を座らせて授業を受けさせるという教育システムは明らかに時代遅れです。先生の雇用を守るためにこのスタイルが続けられているのは明らかだと思います。ビデオもネットも無かった時代なら意味があったかもしれません。しかし現在は、スマホでも授業を受けられるのです。例えば、別に教室に座らなくても、晴れた公園でスマホで授業を受けた方が気分がいいという生徒もいるかもしれません。またネットならば、授業を受ける時間も自由に選択できます。

習熟の度合いも生徒によって違いがありますので、ネット授業ならば分からなかったところは再び受講するとか、分かりきっているところはとばすとかそういう事も出来ます。それで定期的にテストを行なって習熟の度合いをチェックしながら、個人にあった学習スタイル・スピードで行う事は可能なのです。

 

要は「教育を受けさせる義務」というのも現在のやり方は、生徒に不必要に苦痛を与え、不合理なやり方になっている事は明らかだと思います。

つまり現在の国民の3大義務とされているものの、「勤労の義務」と「納税の義務」は廃止が可能で廃止すべきだし、「教育を受けさせる義務」というのももっと生徒に苦痛を少なくさせて合理的にやらせる事は可能だと思います。

あと愛国保守派の方は「国防の義務」というものを新たに加えるべきであると主張している方が多いです。この点に関してはまた別の機会で論じたいと思います。