愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

生活保護バッシングについて

ネットの掲示板の書き込みを見ていると生活保護者叩きが激しいですよね。確かに「税金をつかって働かないで生活している連中」と考えると腹が立つかもしれません。

私は外国人への生活保護支給には当然反対ですし、現在の生活保護制度には色々と問題があると思っています。

ただし私は一般の人とは違ってマクロ経済というものを中心軸に物事を考えています。そう考えるとまた違った見方が出来ます。

現在はデフレ経済です。デフレとは需要に対して、供給力(労働力や生産設備)が上回った状態です。これをデフレギャップといいます。

生活保護受給者は生産活動をせず、消費活動だけをします。ですからもし生活保護受給者がいなくなったら、デフレギャップはもっと広がり日本経済はもっと停滞する事になるのです。

私は生活保護の支給額を減らすのではなく、逆に国民全員に生活保護相当額を支給してしまえばいと考えます。そうすれば不公平感も無くなります。財源はヘリマネ、通貨発行権という事になります。

そうするとやはり、ヘリマネを財源とするベーシックインカムという方向になるのです。

国民や政治家がもっと通貨発行権という財源調達方法を理解すれば、生活保護受給者や高齢者に対するバッシングが無くなると思います。

どうも働いている人つまり生産活動している人が偉くて、ニート生活保護受給者や高齢者などの消費だけする人は愚かであると考える人が多いようです。

しかしデフレ経済では、生産より消費を増やさなければならない状態なのです。10年か20年後には、生産は人工知能やロボットでほとんど出来る時代がやって来ます。もっと発想の転換が必要だと思います。