愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

マクロ経済に道徳論を持ち込む愚かさ

私の主張は一見すると、非常識で不道徳な主張をしている様に見える。

「政府が無駄遣いした方が経済が成長する」

「国民が怠け者になった方が経済が成長する」

「倹約家の君主よりも浪費家の君主の方が経済を成長させた」

こういう主張をすると怒ってくる人もいます。マクロ経済に道徳論を持ち込んでしまう人が非常に多いので、政策として実現するのが難しいのです。だからなかなか景気が良くならないのかもしれません。

また私は、ベーシックインカムの様な無条件で国民にお金を給付する政策を主張しています。これに対しても不道徳な主張をしていると感じる人が多いのですよね。

人によっては、政府の財源を税金によらず、通貨発行権を行使する事に対しても不道徳だと感じる人もいるのですよね。

明治維新の指導者に由利公正という人がいます。彼が太政官札の発行を主張したのです。私はこの政府紙幣の発行による財源調達が無ければ明治維新は確実に失敗していたと考えています。しかし彼は明治維新の指導者の中で変わり者だと思われていたそうです。明治維新の指導者というのはいわば革命家ですから、変わり者の集団です。その変わり者の中でも変わり者と思われていたのです。

これを考えると私の主張が政策として実現するのは相当難しいのでしょうね。