愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

国民が怠け者の国の方が経済が強い

36位 ドイツ 1371時間
35位 オランダ 1425時間
34位 ノルウェー 1427時間
33位 デンマーク 1436時間
32位 フランス 1473時間
31位 スロベニア 1561時間

30位 スイス 1568時間
29位 スウェーデン 1609時間
28位 オーストリア 1629時間
27位 ルクセンブルク 1643時間
26位 フィンランド 1645時間
25位 オーストラリア 1664時間
24位 英国 1677時間
23位 スペイン 1689時間
22位 カナダ 1704時間
21位 日本 1729時間

20位 イタリア 1734時間
19位 ニュージーランド 1762時間
18位 スロバキア 1763時間
17位 チェコ共和国 1776時間
16位 米国 1789時間
15位 アイルランド 1821時間
14位 リトアニア 1834時間
13位 イスラエル 1853時間
12位 ポルトガル 1857時間
11位 ハンガリー 1858時間

10位 エストニア 1859時間
9位 アイスランド 1864時間
8位 ポーランド 1923時間
7位 ラトビア 1938時間
6位 ロシア 1985時間
5位 チリ 1990時間
4位 ギリシャ 2042時間
3位 韓国 2124時間
2位 コスタリカ 2216時間
1位 メキシコ 2228時間

https://zuuonline.com/archives/101654

これはOECD加盟国いわゆる先進国クラブの2014年の年間平均労働時間の統計です。OECDの統計ですので正確性は高いと思います。

私はこの統計を見て結構、驚きました。

勤勉だと言われているドイツが1,371時間で労働時間が一番短いのです。スイス人も勤勉と言われていますけど、1,568時間で結構短いですね。

逆に、ギリシャの経済危機の時に報道では「ギリシャ人は怠け者だから経済が破綻した」という様な言われ方がなされました。しかし実際は2,042時間でOECD諸国で4位の長さです。

一般的には国民が勤勉な方が経済力は強いと思われています。しかしこの統計を見ると経済が強いと言われている国が労働時間の短い国になっていますね。逆に経済が弱いと言われている国の方が労働時間の長い国になっています。

この統計を見て色々な受け取り方があると思います。しかし国民が勤勉だと経済が強いとか 、国民が怠け者だから経済が弱いとかいうのは嘘だと思いました。

もしかしたら、労働時間とGDPは逆の関係が成り立つのではないかと思いました。

以前に述べましたが、私は国民が怠け者になった方が経済が成長するという考えを持っています。

労働供給量の増加→賃金の低下→購買力の低下→消費の低下→GDPの低下

労働供給量の減少→賃金の上昇→購買力の上昇→消費の増加→GDPの増加

となっているのではないかと考えいます。この統計はそれを裏付けていると思います。

日本政府も有給休暇取得の推進とか残業の制限とかいった事は行なっている様です。しかし実態はなかなか上手くいっていない様です。

日本の中小企業などでは、完全週休二日制ですら、なかなか完全実施がなされていない状況です。私は、週休三日制の導入とか1日の労働時間を6時間以下にするとか、大胆な労働規制の強化を図って、労働時間を世界一短い国にするべきと考えます。

そうすれば上記のプロセスでGDPの上昇、つまり経済成長がおこると考えます。