愛国者のための経済ブログ

丹羽春喜先生小野盛司先生に学びました。経済を中心に論じて行きたいと思います。ヘリマネを財源ととするベーシックインカムによるデフレ脱却を目指しています。

日本の対外純資産世界一は恥ずべき事

日本は世界最大の対外純資産を持つ国であり、アメリカは世界最大の対外純債務を持つ国である。これを根拠に日本はすごい国だと思う人が多いがとんでも無い話である。

対外純資産が溜まっていくというのは、通常自国の供給力を自国で消化出来ないため、他国に輸出圧力をかけ、それが積み重なった結果が対外純資産なのである。つまり内需拡大を怠ってきた結果なのである。

アメリカはその逆で日本からの輸出品を快く自国で消費し、消化してくれたのである。冷戦期にアメリカが日本製品を快く買ってくれなかったとしたら、日本は大不況に陥り、共産革命が起こっていたかもしれない。

橋本龍太郎内閣の時に、「アメリカ国債を売りたいと思った事がある」、正確には忘れたがこんなような発言をした事がある。そうしたらNYダウは大暴落した。これをもって橋本龍太郎は日本の力をアメリカに見せつけたと評価するものがいるが、勘違いも甚だしい事である。

アメリカは日本の大事なお得意様である。そのお得意様のクレジットカードを急に使用停止にするぞと脅す様な話である。アメリカにしてみれば、ここまで日本に貢献しているのに何をされているのかさっぱり理解できない話である。